9ヶ月乾燥させたナラ薪の含水率

乾燥させた薪がどのくらい乾いているのか知りたかったので、簡易水分計を買いました。精度が高いものは10,000円以上しますが、簡易的なものなら1,000円くらいで買えます。薪を割って切断面に針を刺すだけで簡単に含水率がわかるので、面白くていろいろな木に刺してみました。同じ薪でも刺す場所によって値が異なるため、数カ所に刺して平均値を出します。

9カ月乾燥させたナラ薪は20%

9カ月乾燥させたナラ薪は20%

同じ薪でも外気にさらされていた面は15%

同じ薪でも外気にさらされていた面は15%

先月購入したばかりの未乾燥の薪は35%

先月購入したばかりの未乾燥の薪は35%

切ったばかりの木は38%

切ったばかりの木は38%

庭に転がっている太さ50cmの倒木は23%

庭に転がっている太さ50cmの倒木は23%

ファイヤーサイド(薪ストーブのメーカ)のウェブサイトによると、薪の含水率は20%程度が理想とのことです。

立ち木の含水率は50%以上です。乾燥薪の含水率は20%以下と云われています。薪ストーブに使う薪の最適な水分量は15%~20%前後です。

出典:薪は乾いていますか? | ポールキャスナー・コラム/薪ストーブのある暮らし

今シーズン(2019年冬〜2020年春)に燃やしたナラ薪は、6月〜12月までの半年くらいしか乾燥させていませんが、細めに割っておいたので、燃焼時に水分が出ることなく、良く燃えてくれました。去年は薪割りシーズン中にチェンソーが故障し、修理に時間がかかったため、すべての薪を割り終わったのが6月でしたが、今年は4月中に割り終えたいと思います。

2021/02/18 追記

薪棚の環境や薪の積み方による含水率の違いについて「薪棚の環境別にみる薪の含水量の違い」にまとめました。

WATANABE Takeshi
WATANABE Takeshi
渡邉岳 / ウェブデザイナ / 愛猫家

1981年新潟生まれ、千葉育ち。2014年よりフリーランスのウェブデザイナとして独立すると同時に東京を離れて地方に移住。装飾を削ぎ落としたミニマルで美しいビジュアルと、使い心地の良さを兼ね備えたデザインを追求しています。猫と工作とブラストビートが好き。