IKEAの断熱ブラインド「HOPPVALS（ホップヴァルス）」が壊れてスプリングが飛び出したので自分で修理した
リビングにある4ヶ所の窓には、IKEAの断熱ブラインド、HOPPVALS（ホップヴァルス）を取り付けてあります。紐ではなくスプリングで伸縮する仕組みのため、猫がいたずらする心配がなく、デザインもすっきりしていて気に入っていましたが、先日、突然、「パンッ」という破裂音とともに上部レール内のスプリングが飛び出し、プラスチック製のパーツが砕けて室内に飛び散りました。
原因はプラスチックパーツの劣化
ブラインドを取り外して調べてみると、金属のスプリングを引っ掛けて固定するパーツにプラスチックが使われているらしく、これが経年劣化で破損したため、伸びていたスプリングが縮んだ勢いで反対側に飛び出したようです。スプリングにはかなりのテンションがかかるので、こういった部分には一般的に金属パーツが使われますが、本製品はプラスチックのツメで引っ掛けているだけでした。
本製品はリビングに4枚ありますが、今回壊れたのは2018年2月に購入した2枚のうちの1枚でした。安価な製品なので耐久性に難があるのは仕方ありませんが、飛び出したスプリングはそれなりに重さがあるので、人や動物に当たると大きなケガに繋がりかねません。IKEAにはメールでフィードバックしておきましたが、オンラインストアのレビューにも同じような報告が数件あるので、メーカー側も把握している問題のはず。早期に改善されることを期待します。
追記1：また壊れたのでワイヤで繫いで補修してみた
2023年12月2日、前回同様、破裂音とともにまた1枚が壊れました。前回は購入後4年、今回は6年弱で壊れたので、平均寿命は5年くらいと考えたほうがよさそうです。
ただ、今回壊れたのは右側の樹脂パーツだけで、左側の樹脂パーツは残っていたので、手元にあった太さ1.2mmの真鍮ワイヤ（TRUSCO真鍮線TBW-18）で無理矢理スプリングを繫いでみました。不格好ではあるものの、どうせ見えないし、使用感は故障前と変わりません。
まともな修理方法ではないし、いずれ反対側の樹脂パーツも壊れることはわかっていますが、新品に買い替えたとしてもまた数年で壊れそうなので、しばらく試行錯誤しながら延命手段を模索したいと思います。
追記2：故障に備えてすべてワイヤで補強した
2024年3月29日、前回、前々回と同じようにまた1枚が壊れました。もはや破裂音にも慣れつつあり、深夜で就寝中でしたが「ああ、またか」という感じ。翌朝起きてから片付けました。今回壊れたのは2019年1月に購入したものなので、やはり5年くらいが限界のようです。
残りのブラインドも近い将来壊れると思いますが、故障時に飛び出すスプリングで猫がケガをするのが怖いので、まだ故障前のブラインドも真鍮ワイヤで補強しました。スプリングの端とプラスチップのツメを通すようにしてぐるぐる巻きにしています。やっつけ仕事感は否めませんが、こうしておけば少なくともスプリングが飛んでいってしまうことはないと思います。
追記3：サポート窓口の対応
IKEAのサポートに修理もしくはパーツの交換ができるか問い合わせてみましたが、「長期保証の商品ではないことと、経年劣化により破損は発生してしまう商品のため、基本的には商品交換期間は1年間であり、修理の対応も不可」とのことでした。
また、2024年現在、販売されているモデルの耐久性については、「2019年のモデルと現行モデルは固定具以外に変更点はないため、耐久性に変わりはない」とのことでした。
1981年新潟生まれ、千葉育ち。2007年よりウェブデザイナ・ディレクタとして、数社のウェブサイト設計および運用に従事したのち、2014年にフリーランスとして独立。同時に東京を離れて地方に移住。情報設計の理論に基づいた、合理的で使い心地のよいウェブデザインを模索しています。猫と工作とブラストビートが好き。