今シーズンの薪割りが終わりました。原木が届いたのは4月12日で、割り終わったのは7月25日です。1日1本のペースで作業すれば2週間で終わるはずですが、のらりくらりと作業していたら3カ月以上かかってしまいました。暑くなる前に終わらせたいと毎年思っているのですが、終わったことがありません。
原木着荷
購入したナラの原木は去年と同じく1.5t。去年は16本だったのに対して、今年は11本なのでかなり太めです。
一般的に、木の水分は、樹皮に近い部分(白太)に多く含まれるため、細い木の方が太い木よりも水分含有量が多い傾向があります。つまり、樹種や伐採時期、部位などの諸条件を無視すれば、細い木よりも太い木のほうが薪に適していると考えられます。
ただ、細いほうがチェンソーで切りやすいし、斧で簡単に割れるので、作業効率がよく、個人的には細いほうが好みです。
薪のサイズ
薪の太さは、断面の1辺の長さが8cm以下になるように割っています。僕の場合は、中指の付け根から先端までがちょうど8cmなので、自分の指をスケール代わりに使っています。
薪の長さは使用している薪ストーブ(MORSØ 1126)で扱いやすいように、35〜40cmの長さにしています。肘から親指の先端までが35cm、人差し指の先端までが40cmなので、こちらも自分の腕を使って長さを確認しています。去年までは馬鹿棒を使っていましたが、誤って薪と一緒に切断してしまいました。
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する殺人鬼の吉良吉影が、爆撃する相手までの距離を、自分の指関節と腕の長さから計算するシーンがありましたが、体の各部位の長さを把握しておくと、道具がなくてもモノの長さや距離が測れるので便利です。
薪棚の拡張
北側の薪棚を少し拡張し、東側の薪棚と合わせて2年分の薪をストックできるようにしました。今年作った薪は来年(2026年)の冬から燃やすことになります。
スイス積み
薪棚の拡張作業を行う際、ストックしてある薪をいったん別の場所に移動させる必要があったため、ブロックを円型に置いて、その上に積み重ねました。「スイス積み」と呼ばれる伝統的な積み方です。円形に積むことで外側から内側に力が働き、薪同士が支え合うため、高く積み上げても倒れません。