我が家は1階から3階までの各階にトイレがありますが、掃除が面倒なので2階のトイレ以外は使っていません。ただ、3階のトイレは2〜3週間使わないでいると排水管から嫌な臭いが漂ってくるので、定期的に水を流さなくてはなりません。
一般的に、トイレの便器は排水管からの臭気をストップするために常時少量の水(=封水)が貯まる仕組みになっていますが、我が家の場合、2階のトイレを流したときに排水管内の気圧が低下し、3階のトイレの封水が排水管内に吸い込まれて封水切れを起こすようです。これは2階建て以上の建物で見られる「誘引現象」と呼ばれるもので、ドルゴ通気弁を配管に取り付けて排水時の気圧の低下を防ぐことで解消できるらしいのですが、自分でやるのはとても無理そうです。
どうせ使っていないトイレなので3階のトイレ自体を撤去することも考えましたが、要は封水が吸い込まれなければ良いだけなので、便座を大きなビニル袋で覆ってその中に水を入れて水嚢を作ってみました。これなら封水が切れても排水管内の空気が外気に漏れることはなくなります。
これを書いている時点で上記の対策を行ってから約1ヶ月が経過しており、今のところ問題はなさそうですが、水が腐るといけないので定期的に入れ替える必要はありそうです。