薪ストーブ(MORSØ 1126)のバッフルプレートを交換
2018年から使っている薪ストーブ(MORSØ 1126)のバッフルプレートを交換しました。去年の時点でもそれなりに傷んでいましたが、そこからワンシーズン使用した現在は、変形した部分が裂けて穴が空いている状態なので、さすがに寿命と判断した次第です。
バッフルプレートとは流体(液体や気体)の流れを阻止するための板のことで、薪ストーブの場合は、炉内の天井部分に設置して熱を循環させ、暖房効率を上げる役割があります。これがないと熱が煙突からストレートに逃げてしまうため、薪が燃えるだけでストーブ本体が温まりません。
古いバッフルプレートの取り外し
部材調達と交換作業を依頼するため薪ストーブ業者に問い合わせたところ、「上に持ち上げれば外れると思うので確認してほしい」とのこと。試してみたら耐火レンガを数枚割ってしまったものの簡単に取り外せました。炉内の左右にある突起部をプレートのどこかに引っ掛けているのかと思っていましたが、耐火レンガの上に乗っかっていただけのようです。
取り外したバッフルプレートは破損部がコブのように膨らんでおり、数カ所に10mmほどの亀裂が入っていました。薪ストーブ業者いわく、乾燥が十分でない薪を燃やすと水蒸気で炉内が冷え、金属が収縮を繰り返すため寿命が縮みやすいとのこと。写真を撮影してメールで業者に送り、部材の発注手配をしてもらいました。
写真中央のインベーダのような形状のパーツは、バッフルプレートの手前の隙間と煙突の間に設置するものです。こちらも少し曲がっていましたが買い替えるほどではありませんでした。
ストーブ内の掃除
ストーブの灰は普通の掃除機で吸うと壊れるので、工作室で使っている乾湿両用の集塵機(BOSCH VAC115)を使います。ダストパックは1枚2,000円以上するのでクリップで留めて繰り返し使っています。
耐火レンガの修理
耐火レンガは長く使うと脆くなるためか、下手に扱うとコルク板くらい簡単に割れますが、1セットで20,000円くらいするので簡単に買い替えられません。部材の到着を待つ間に接着剤で補修しました。接着剤はRUTLAND社の耐火セメント(メタル用)で2,000円ほど。
耐火レンガはキャスタブルという耐火コンクリートで自作することもできるそうなので、機会があったらチャレンジしようと思います。
新しいバッフルプレートの設置
注文してから2日で新しいバッフルプレートが届きました。旧型は表面がフラットでしたが、新型は凹凸の加工が施されており、より耐久性が高そうなデザインです。
取り付けは旧型を取り外したときと逆の手順で、最初に耐火レンガを並べ、その上にバッフルプレートを載せて、最後にインベーダのようなパーツを取り付けて完了。
1981年新潟生まれ、千葉育ち。2007年よりウェブデザイナ・ディレクタとして、数社のウェブサイト設計および運用に従事したのち、2014年にフリーランスとして独立。同時に東京を離れて地方に移住。情報設計の理論に基づいた、合理的で使い心地のよいウェブデザインを模索しています。猫と工作とブラストビートが好き。