Adobe Illustratorで作成したファイルを「AIファイル(Adobe Illustrator Files)」と呼びますが、媒体によって表記が「AIファイル」だったり「.aiファイル」だったりするので、どのように使い分けるか整理しました。
Adobe公式サイトの表記
Adobeの公式サイトでは、基本的に「AIファイル」と表記されていますが、ファイル拡張子を指す場合は「.aiファイル」と表記されることが多いようです。
ただ、文章によっては「.AI」と拡張子が大文字で書かれている部分があるので、厳密に使い分けているわけではないような気がします。
人工知能との混同
Adobeに倣うのであれば「AIファイル」と書けば問題なさそうですが、最近では、生成AI(Artificial Intelligence)で作成した画像が「AI画像」「AIイラスト」と呼ばれるため、前置きなしに「AIファイル」と書くと、人工知能のAIとの混同が生じる可能性があります。
文脈的に、Illustratorで作成したファイルの話であることが明白であれば「AIファイル」で問題ありませんが、そうでない場合は「Illustratorで作成したAIファイル」などとしたほうが誤解が避けられます。
結論
通常は「AIファイル」、ファイル拡張子を指す場合は「.ai形式のファイル」と表記し、人工知能のAIと混同する恐れがある場合は「Illustratorで作成したAIファイル」などのように適切な説明を加える、というのが現時点における個人的なファイナルアンサです。
- 例1. AIファイルはベクタ形式のファイルです。
- 例2. ファイルの拡張子が.aiであることを確認してください。
- 例3. 入稿データは.ai形式ファイルで保存してください。
なお、PSDファイルやJPGファイルなども考え方は同じです。
本文にまったく関係ありませんが、14年前にAdobe Photoshopの生誕20周年イベントでもらったトートバッグは庭で作業するときの道具袋として現役で活躍しています。サイドポケットが付いているのでドライバやペンチを入れるのに便利です。