先週、クライアントから送られてきた資料内のキャッチコピー案のひとつに「楽しすぎる仲間〜」というフレーズがありました。
「〜過ぎる」という言い回しは、本来であれば「働きすぎる」「目立ちすぎる」など、度を越えており好ましくない状態を表す時に使う表現なので、「楽しすぎる仲間」と聞くと個人的には、楽しさを追求しすぎて憔悴してしまい全然楽しくなくなってしまった人を想像してしまうのですが、昨今では「〜過ぎる」も「やばい」同様に単なる強調表現のひとつになっているので全く問題ありません。
「やばい」と言えば「美味しくてやばい」「あのバンドの新曲ヤバイ」のようにあたりまえのように肯定文に用いられていますが、テレビを見ていると「このカレー辛すぎてマジやばい」のように、肯定なんだか否定なんだかわからなくなった結果「それってどっちのやばい?(おいしいの?まずいの?)」と、確認するような状況も散見され、いろいろな意味で面白いです。
桜が散るのを眺める猫。