屋外配水管(本管)の破損による宅内水道管の振動音について
水道管から異音がするのであれこれ調べた結果、自宅近くの道路の下に埋まっている配水管(本管)の破損が原因でしたという話です。
水道管からの異音
2月28日、1階トイレの手洗いボウルからブウウウンという振動音が聞こえることに気が付きました。水道管の異音の原因としてよくあるのは、管内の急な圧力変化で打撃音が発生するウォータハンマ現象ですが、今回のケースは一定間隔で断続的に振動しているような音なのでウォータハンマではなさそうです。
水道の元栓を閉めたら音が消えたので、水道になにかしらの問題があることには間違いないようでしたが、気になるほどの音量ではなく、宅内にも水漏れしているところは見受けられないのでしばらく放置していました。
ところが、振動音は日に日に大きくなり、4月に入ってからは2階のリビングにまでうっすら聞こえるほどになりました。さすがに無視できる事態ではなくなったので、4月6日に水道業者に調査してもらいましたが、「宅内設備には問題はないので、外の本管に異常があるかもしれない。役場に調査してもらいます。」とのことで、連絡を待つことに。
道路からの湧き水
待てど暮らせど連絡がないまま一月半以上経過した5月22日ごろ、庭の北側に接している道路のL形側溝(道路の両端にあるブロック)の隙間から、ちょろちょろと水が流れていることに気づきました。今年の冬になぜか雪が積もらなかった場所です。
冬季は一面雪に覆われていたので気がつきませんでしたが、どうやらこの道路の下を通っている水道管(本管)は、かなり前から破損して漏水しており、これが宅内の振動音の原因になっているようでした。
配水管の修理で異音も改善
5月27日、午前中に役場に行く用事があったので土木課に報告したら、その日の午後に業者がやってきました。地面を掘り起こして確認したところ、水道管の継ぎ手の部分が破損しており、そこから水が漏れていたようです。修理後は問題の振動音も消え、不安定だった水圧も元通りになりました。
工事担当者と話してわかったことですが、最初に水道業者が役場に調査依頼をしたときは、調査をしたものの異常箇所の特定ができなかったため何もしなかったそうです。そんならその時そう言えと思わないこともなかったのですが、解決したので万事良しとし、謝意を伝えて終了しました。
1981年新潟生まれ、千葉育ち。2007年よりウェブデザイナ・ディレクタとして、数社のウェブサイト設計および運用に従事したのち、2014年にフリーランスとして独立。同時に東京を離れて地方に移住。情報設計の理論に基づいた、合理的で使い心地のよいウェブデザインを模索しています。猫と工作とブラストビートが好き。