日脚が延びた
朝から16時過ぎまで仕事をして、夕方に少しだけ工作をしました。
工作室には明かりがないので、日が傾くと手元が見えなくなります。冬は17時くらいまでしか作業ができませんでしたが、今は18時くらいまでいられるようになりました。
昼間の時間が長くなることを「日が延びる」と言いますが、ネットを見ていると、「日が延びる」よりも「日が伸びる」という書き方をしている文章の方が多いことに気づきました(下記参照)。
物理的なことには「伸びる」、時間的なことには「延びる」を用いるのが正しい使い方ですが、今はどちらでも良くなっているようです。
中には「陽が伸びる」という書き方もありましたが、陽(=太陽)は(物理的に)伸びないので、言葉の使い方としては間違っていませんが、意味が変わってしまいます。しかしながら、「全然おいしい」のように、マジョリティ化してしまえばそちらが正しくなるでしょう。
「ひがのびる」の表記とそれぞれのGoogle検索結果数
日が伸びる
昼間の時間が長くなること(本来は誤用だが多数派)
検索結果:22,000,000件
日が延びる
昼間の時間が長くなること(正しい使い方だが少数派)
検索結果:518,000件
陽が伸びる
太陽が物理的に伸びること(誤用)
検索結果:569,000件
陽が延びる
太陽が時間的に延びること(誤用)
検索結果:333,000件
WATANABE Takeshi
渡邉岳 / ウェブデザイナ / 愛猫家
1981年新潟生まれ、千葉育ち。2007年よりウェブデザイナ・ディレクタとして、数社のウェブサイト設計および運用に従事したのち、2014年にフリーランスとして独立。同時に東京を離れて地方に移住。情報設計の理論に基づいた、合理的で使い心地のよいウェブデザインを模索しています。猫と工作とブラストビートが好き。