掃除機の掃除
経営危機でお馴染みのSHARPのサイクロン掃除機を使っているのですが、ヘッドの掃除を数年間怠っており、ビニルテープや絹糸が縦横無尽に絡みついていたので、取扱説明書を見ながら分解して綺麗にしました。
ヘッドは綺麗になりましたが、取扱説明書を熟読したことにより、ダストカップのフタの締め方をこれまでずっと間違っていたことに気付きました。カチッと音がするはずなのにいつもグラグラしていたので、おかしいとは思っていましたが、閉まっていないわけではないのでそのまま使っていました。
このTRUEでもなければFALSEでもないがどちらかというとTRUEのような、あるいは白でもなければ黒でもないがどちらかというと白に近いような、あるいは限りなく透明に近いブルーのような、0でも1でもないファジーな状態というのは非常にやっかいです。
特に、仕事においてこれが許容されてしまうと、まったく成果があがっていないにも関わらず「前進していないわけではない」「今期は種まきの時期だから」などと意味不明な言い訳がまかり通ってしまうので、自分もそんなことにならないように気をつけなければいけません。
最近になって気づいたことですが、学生の頃にアルバイトをして買ったCDコンポやポータブルMDレコーダもSHARPのものでしたし、初めて買ってもらったノートパソコンもSHARPのMebius(メビウス)でした。家電は機能よりも「使いたくなるデザインかどうか」で選んでいたので、なんとなくSHARP製品とは気が合ったということかもしれません。というわけで陰ながら経営再建を応援しています。
1981年新潟生まれ、千葉育ち。2007年よりウェブデザイナ・ディレクタとして、数社のウェブサイト設計および運用に従事したのち、2014年にフリーランスとして独立。同時に東京を離れて地方に移住。情報設計の理論に基づいた、合理的で使い心地のよいウェブデザインを模索しています。猫と工作とブラストビートが好き。