中之条ビエンナーレ2023(3日目 / 六合村・山の上庭園・沢渡温泉エリア)
先々週、先週に続いて、今週も「中之条ビエンナーレ2023」へ。本日は六合村、山の上庭園、沢渡温泉の3つのエリアに行きました。
六合村
六合村はそこらじゅうに花が咲いています。ガイドの方の話だと、毎年、市内の高校生がボランティアでやってくれるのだそう。
旧太子駅
1971年に廃止された駅です。レールやホームは2016年に復元されたもの。読み方は「きゅうおおしえき」です。「だいごえき」でもなければ「たいしえき」でもありません。毎回わからなくなって調べることになります。
野反ライン山口
2018年に閉店した飲食店の廃屋を舞台としたインスタレーション。タイトルは「車輪の下」。ヘルマン・ヘッセの長編小説と同じタイトルだったり、荒木飛呂彦の短編漫画「デッドマンズQ」に出てくる「建物の幽霊」なんかも連想させられたりして、この日に見た作品の中ではこれが一番好きでした。そういえばちょうど建物内にJOJOのTシャツを来た男性がいました。
くにっこハウス
道の駅六合の「くにっこハウス」というカレー屋でランチを食べました。以前は普通の土産物屋さんだったように記憶していますが、目立たないようにやっていたのかもしれません。カレーもアイスも美味しかったです。
山の上庭園
ここは毎回同じ作家のモノリスのような作品がバージョンアップして展示されています。数十年後は庭園全体がモノリスだらけになっているかもしれません。毎年、庭園内に群生しているフジバカマにアサギマダラが集まるのですが、今年は全然咲いておらず、蝶も見当たりませんでした。
沢渡温泉
このエリアは作品数こそ少なめですが、廃業した旅館「沢渡間」の各部屋を作品の展示スペースにしていたりして面白かったです。先述の廃レストランを舞台にした作品もそうですが、廃校や廃旅館など、普段は入れない場所に正々堂々と入れるのが、都心のアートイベントにはない、この芸術祭の大きな魅力だと思います。
スタンプラリーのコンプリート特典
スタンプラリーのコンプリート特典として、トートバッグ、クリアファイル、温泉入浴券、ピンバッヂ、しおりをもらいました。
2021年のスタンプは黒一色で結構シブめの絵柄でしたが、今回はカラフルでありながら統一感のある、とても可愛らしいデザインでした。
前回や前々回のビエンナーレは全部見て回るのに4〜5日かかりましたが、今回は3日で全部見られました。きちんと数えていませんが、以前よりも作品や会場の数が少なめだったような気がします。
1981年新潟生まれ、千葉育ち。2007年よりウェブデザイナ・ディレクタとして、数社のウェブサイト設計および運用に従事したのち、2014年にフリーランスとして独立。同時に東京を離れて地方に移住。情報設計の理論に基づいた、合理的で使い心地のよいウェブデザインを模索しています。猫と工作とブラストビートが好き。