窓を開けるべきなのか?
一昨日から千葉の実家に帰省していました。昨日は学生時代の後輩I氏と食事に行く予定でしたが、新型ウイルスの感染拡大を懸念して中止となったため、母と買物にいったり事務作業をしたりしてゆっくり過ごしました。今日は実家を10時過ぎに出発し、最寄り駅から電車を乗り継いで、16時に帰宅しました。乗車時間は4.5時間、トータルの移動時間は6時間でした。自動車なら約3時間ですが、疲れるし、本を読んだりできないので、一人で移動するときはいつも電車です。途中で東武線からJRに乗り換えましたが、JRの区間ではグリーン車に乗れたので、読書しながら母が持たせてくれた鮭とタラコのおにぎりを食べました。
新型ウイルスについてのテレビのニュースで、感染リスクを下げるために人口密度の高い密閉空間を避けるように、と言っていました。だったら電車やバスの窓を開けるとかすれば良さそうなものですが、この数日、公共交通機関で移動している中で、そういった光景は見られませんでした。窓を開けると寒いからでしょう。
環境問題も貧困問題も動物の殺処分問題も保育園の騒音問題もそうですが、それらを解決しようしている人以外(つまりほとんどの人)は「問題を解決しようとするのは大変素晴らしいことだし大いに賛成だけれども、今の私の快適な生活に影響がない範囲内でやってね」というスタンスであるため、問題解決の過程において自分に不都合があることがわかるとすぐに賛成派から反対派に変わったりします。「窓なんか開けて風邪をひいたらどう責任を取るつもりだ」というように。ただし、厚労省のデータを見る限り、今回の件は、窓を開けて普通の風邪をひくリスクの方が高いと思われるので、やっぱり開けなくていいです。
1981年新潟生まれ、千葉育ち。2007年よりウェブデザイナ・ディレクタとして、数社のウェブサイト設計および運用に従事したのち、2014年にフリーランスとして独立。同時に東京を離れて地方に移住。情報設計の理論に基づいた、合理的で使い心地のよいウェブデザインを模索しています。猫と工作とブラストビートが好き。