ディスプレイ接続時にMacBook AirのWi-Fiが不安定になるので無線を5GHz帯に変更したら改善した

MacBook Airを外部ディスプレイ(Apple Cinema Display)に接続して使っているのですが、最近になって無線LAN接続の調子が悪く、スリープから復帰したときに繋がりにくかったり、速度が極端に遅くなったりといった問題が頻発していました。

問題解決のために確認したことは以下のとおり。

  • PRAM・SMCリセットを試しても改善なし
  • 同じネットワーク内の他の機器は問題なし
  • Cinema Display、DVIケーブル、電源アダプタを別のものに変更しても同じ症状が発現する
  • パソコンおよびルータまわりの配線を変更したり機器同士を話したりしても改善なし
  • ディスプレイケーブルを外すか、ディスプレイの電源を切ると正常に無線接続できる

ディスプレイを接続しているときだけ症状が発生するため、そのあたりに問題がありそうです。これらをふまえてChatGPTに解決策を聞いたところ、「2.4GHz帯のWi-FiはDVIケーブルのノイズと干渉しやすいため、5GHz帯Wi-Fiを使用すると改善する可能性がある」と提案されました。

使用している無線ルータ(NEC Aterm WF300HP)は10年前に購入したもので、5GHz帯の無線接続に対応していなかったので、新しい無線ルータ(Aterm WG2600HS2)に買い替え、5GHz帯で設定してみたところ、無事に安定して無線接続できました。また、以前の環境では約30Mbpsだったダウンロード速度が180〜200Mbpsまでスピードアップしたので、怪我の功名です。

NEC Aterm WF300HP
10年使った無線ルータ NEC Aterm WF300HP
NEC Aterm WG2600HS2
新しく購入した無線ルータ NEC Aterm WG2600HS2
ダウンロード速度も大幅に向上
ダウンロード速度も大幅に向上

以下、余談。

無線ルータを買い替える際、NECのAtermと、それよりも少し安価なBUFFALOのAirStationのどちらにするかで少し悩みましたが、最終的に使い慣れたNECのAtermにしました。20代前半のころ、Atermの関連企業で働いていたので、機器の機能や使い方については概ね理解しています。

勤めていた当時は、ちょうど無線LANルータが世の中に登場したばかりで、さまざまな周辺機器が次から次に登場していたこともあり、小規模なLAN(家庭内やオフィスなど)の仕組みを実機を使って学ぶには最適な職場でした。住んでいた場所から近くて、そこそこ給料が良かった(時給1,800円くらいだったと思います)というだけの理由で選んだ仕事でしたが、振り返ってみると、今日に至るまでの日常生活や仕事でとても役立っています。

WATANABE Takeshi
WATANABE Takeshi
渡邉岳 / ウェブデザイナ / 愛猫家

1981年新潟生まれ、千葉育ち。2007年よりウェブデザイナ・ディレクタとして、数社のウェブサイト設計および運用に従事したのち、2014年にフリーランスとして独立。同時に東京を離れて地方に移住。情報設計の理論に基づいた、合理的で使い心地のよいウェブデザインを模索しています。猫と工作とブラストビートが好き。