テンガロンハット

テンガロンハット
妹にもらったVon Zipperのサングラス。僕は今、かなりの長髪になってしまったので、不用意にかけるとジョン・トラボルタみたいになる。トイレから出た瞬間にブルース・ウィリスに撃ち殺されるかもしれないので、気をつけなければいけない。

先日、ガロン(容積の単位)について、複数の人間から「1ガロンってどのくらいなの?」という質問を受けた。「テンガロンハットの10分の1くらいじゃない?」と、適当に流しておいたが、調べてみたら全く違った。1ガロン(1gal)は3.5~4.5リットル(国によってその定義が違うらしい)であり、テンガロンハット説は間違いだった。騙された人ごめんなさい。

テンガロンハットの語源は、1960年代、メキシコ南部に住んでいた農夫のゴンザレスさんが、ある日、目を見張るほどの大きな帽子を嬉しそうに仲間に見せびらかせながら「見てくれよアミーゴ!恋人がプレゼントしてくれたんだ!10ガロン(40リットル)もの水が入るんだぜ!クールだろ?」と言ったのが、地元の農民達の間で話題になり、そこから全国に広がっていった。

というのは真っ赤な嘘で、スペイン語のガルーンズ(Galloons:飾り紐)が語源というのが正しい説のようである。高さがあるので飾りの紐が10本も付けられる→テンガルーンズハット→テンガロンハット、という事。

WATANABE Takeshi
WATANABE Takeshi
渡邉岳 / ウェブデザイナ / 愛猫家

1981年新潟生まれ、千葉育ち。広告代理店、化粧品ブランド、オリジナル製品の製造メーカなどでウェブデザイナ、プログラマとして経験を積み、2014年よりフリーランスとして独立。装飾を削ぎ落としたミニマルで美しいビジュアルをベースにしつつ、使い心地の良さを追求したデザインが得意。猫と工作とブラストビートが好き。